表紙を見ても「ドジでのろまなメイドが出世とかそういう?」
と思ってました。
エマがどうしても美人で才知があるようにも思えなかったのですが
「純愛!」と教えてもらって踏み切りましたら
大当たり!
何回も読み直すほど惚れ込んでます。
階級差が歴然としている英国で富裕層の跡取り息子ウィリアムがメイドのエマに一目惚れというありがちな設定ながらそのマニアックな緻密さに
リアリティが乗ってすごい臨場感を漂わせているのに重くない。
時々ほっとする作風でぐいぐい引き込まれてしまいました。
特筆すべきはそのリアリティ。これでもかと言うほど
書き込まれた英国文化には参りました。
もうウィリアムかっこいい!!本当にかっこいい!
坊ちゃんが最後には毅然とした態度で大事な人を守り抜くまでに
成長してるところも嬉しい。
シルクハットにステッキ、ステッチまで緻密に書かれた手袋、
全身総あつらえな無駄なしわのない服装。
三つ揃いじゃない(そろわないのがポイント)ベスト、カフス、場面に応じた帽子やコート。
垂涎の英国紳士。
特にラストのトンビには脳天をやられてしまいました。
ホワイトタイの礼装にトンビ。っか〜!いいねぇ!
インバネス(ケープ付きコート)も好きですがこの場合
エスコートするんだからトンビ(ケープ付き袖無しコート)ですよ
ケープを後ろに流してエマを待つウィリアム。
腕を差し出すとジャケットの袖。
あつらえた裄ぴったりのシャツのカフス。手袋。
このジャケットの質感とコートのしわ。
強度の布フェチの私にはたまりませんでした。
でもこれは作者の森薫さんも書かれているとおり
メイドに焦点を当てているメイド萌え〜な、漫画で
英国紳士漫画ではありません。
誰か、私と同じ価値観の方…!
ちなみに好きな順に
ウィリアム
ハキム、ロバート、リチャードパパ、ハンスです。









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