2007年11月29日

しゃべれどもしゃべれども 佐藤多佳子

若手の噺家三つ葉と話すことが苦手な人間たちの
心温まるストーリー、でいいんですかね
締めは色恋で。
タイトルが好きだし「読み終えたらあなたもいい人になってる率100%!
」ってあおりが好きです。
内容は「神様がくれた指」よりオチがはっきりしてるけれど
ちょっと退屈になりました。
いい人、だから仕方ないですね
落語デビューを飾った直後に勢いで読み終えました。
説明も結構あるので落語の事がわからなくても
全然読めます。上方じゃないけど。
国分太一で映画化されてます。みたいかも!
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2007年11月27日

風神秘抄 荻原規子

ひさしぶりの荻原さんで結構アマアマだったので
楽しく読めました。
鳥彦王とかちょっと勾玉とつながっていて嬉しいです
鳥彦好きだったので是非許嫁との話を書いて欲しいところです。
舞の名手糸世と人には吹けない笛吹の草十郎
二人で一つの音律になるときに引き起こしてしまう大事。
糸世の子供っぽさと草十郎の成長っぷりが
楽しく読めました。
最初ずっと殺伐とした感じだったけど糸世が出てきてからは
楽しかったのです
それだけに神隠しにあってからは色あせるほどおもしろくなくなって
この子が主役なんだろうなと思いました
(いや草十郎なんだろうけど)
異世界にいてる間の話も書けそうですよね
書かないのかな。
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2007年11月22日

螺鈿迷宮 海堂尊

これは田口&白鳥シリーズの番外編みたいなかんじと
思って読んだんですが実際のところは
田口先生はほとんど出てこないし白鳥&姫宮の話だけれど
シリーズ読んでないと楽しくないような作りです。
相変わらず伏線バリバリでまたこれから回収していくんでしょうかね
「猟犬」って出てくるのかしら〜楽しみ。出てたか?
人が死にすぎる病院に医学生が潜入
そこへやっぱり潜入してきた白鳥さんと姫宮。
ミスドミノ大活躍で確かにキャラが田口さんとかぶるかも、と
今回納得しました。
病院の内情と医師の本音と生命と死亡とわかりやすく
訴えています。
白鳥さんのトークはややおとなしめ
やっぱり田口先生とじゃないとだめかな
バチスタは映画化されるそうで
なんで田口先生が竹内結子だー
主役の性別変えてイイのかーとちょっとがっくり来ましたが
阿部ちゃんの白鳥さんは見物!と思ってます。
でも彼はアルマーニ着こなしてしまうね
小太り小背の白鳥さんのイメージはないだろうな…

次は北か?北といったらジェネラルか?
速水さん再登場請う!
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2007年11月21日

着物と日本の色 子ども着物篇 弓岡勝美

いやー美しい。
シリーズ最初のも持ってますが子供編は
柄がたいそう派手でもって子供着物特有の謂われ(背縫いとか)が
書いてあってこれは意外に知らないので楽しい。
子供の着物に犬張り子が多いのは主人の子供を守るから、とか
なんか知るとちょっと嬉しい雑談に使える話みたいなの
ありますがそういうのが行事とかと一緒に書いてあります
宮参りの着物とか乳幼児のいらっしゃる着物好きさんには
楽しみ倍増かと。
印刷会社泣かせのはずのキモノ本。
アンティークの薄汚さをできる限り排除してる
カメラマンの腕にも拍手。
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きもの便利帖 君野倫子

君野倫子さんも最近頭角を現しているといった感じの
普段着キモラーです。
私は古いタイプの人間なので群ようこさんのほうが共感するけれどこれからはこういった人達がもり立てていくんでしょうね。
きくちいまさんもそうだけれどめっちゃじみだし
結構きてれつなアレンジもあるけれど
普段着に着るならなんでもありで楽しもうという
心意気と鯨尺換算表とかちょっとした知識や
便利な裏技とか集めてあって小技集みたいです。
小さな活字と小さな写真で盛りだくさん
普通の着物本で絵本みたいで情報少ないけれど
これはたくさん載ってます。
でもURLとかはすぐ古くなるんだろうなーとか
着物で指輪はあんまり好きじゃないとか
やっぱり新しい感覚の人なので賛同できないこともあります。
帯締めの代わりにレースやリボンってのも(笑)
全般に地味着物がおすすめっぽいので
見た目は楽しめませんがタイトル通り
初心者向けの便利な小技集ってところで。
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2007年11月06日

クジラの彼 有川浩

短編集なのでネタバレすると楽しくないと思います
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2007年11月05日

海の底 有川浩

自衛隊三部作海自編
夏木と冬原の新米幹部問題児コンビが
巨大化した某生物に襲われた子供たちを救って
自艦に乗り込む冒頭から展開早すぎ!と思うほど早いです。
実際には機動隊の方がアクション多くて
潜水艦の中は中学生と高校生の共同生活
夏合宿?みたいな感じで
二人は大学生くらいの精神年齢でキャンプリーダーしてます。
問題児という設定はあまり生かされていない様子
紅一点の望と恋愛要素もあるのかないのかと
思っていたらそこはそれ有川さんなので!
イキをするようにラブロマです(笑)
図書隊で堂上&小牧なら堂上ですが今回夏木&冬原なら
冬原です
スピンオフの「クジラの彼」を先に読んだからかもしれませんが
夏木の無骨さより冬原の狡猾さが好き…。
これ時系列で言うと「クジラの彼」「海の底」それからもう一本
「有能な彼女」だと思うんですが
どれを先に読むかでお気に入りが違ってくるというのはほんとかも。
ただ「クジラの彼」の結末は本編結末で知られてしまうし
順番は時系列で読んだ方がいいと思いました。
災害時に生理になってしまうヒロインも私はありかと思います
女性作家ならではのエピソードで納得いきます。
閉所暗所恐怖症ですが夏冬と一緒ならこもってみたい潜水艦。
陸、空、海とお話的には練れてきていて
読みやすかったですが有川さんは友情ものよりやっぱり
男女の掛け合いでゴー!三部作ではやはり「空の中」
もだえるほど好きです。
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2007年11月01日

空の中 有川浩

テーマは「コミュニケーション」?
航空自衛隊のイーグルドライバー武田三尉は
事故の生き残りとして調査メンバーの春名と出会い
その事故で父親を失った少年瞬は未確認知的生物と
出会いのめり込む。
誰もが間違うことはある、ということで
宮じいの言葉は人の胸を打つし
おさななじみの佳江ちゃんもこれまた土佐弁ばりばりで
いいのです。
これ少年少女に特化して児童書にしたらすごくいいと思う
小学校高学年から中学生くらいにお勧めの児童書になると思う。
でも武田と春名でやっぱり恋愛ものなんですよね
「凶悪にかわいい」ツンデレとでも申しましょうか
多くの感想ブログで持ち上げられている武田三尉。同感。
ツンデレ嫌いとか言ってたの取り消すわ。めっちゃかわいいわ!
そんでもって春名の機転がまたいいわ。理想の王子様ですね〜
意地っ張りで口の悪い女子とそれを余裕で包括してしまう
気の長い王子様とで盛り上げてくれてます。
でもやっぱりのりしろが弱い。
少年少女と大人の話をつなげるのがちょっと…
「塩の街」ほどぶちきれてないけれど違和感が若干というのと
括弧の使い方が多用で字面が悪いです。【】と『』がなぁ…。
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